基本情報技術者試験対策~各プログラミング言語のポイント~

午後の問題と違い、午前のプログラミング言語に関する問題は知識を問う質問です。

(午後は実際のプログラミングに近いため、プログラミングの作成が求められます。)

そのため、用語を覚えて理解すれば、難しくはありません。

一番よく出題される、javaとPythonについて特徴をまとめたいと思います。

これ以外に問われるのはJavaScript、PHPなどですが、言語同士の比較が多いので主な言語の特徴を押さえれば大丈夫だと思います。

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Javaについて

1996年にサン・マイクロシステムズ(現:オラクル)によって開発された言語です。流れとしてはC++に近い構文を持っています。

その他、クラスベースのオブジェクト指向、分散コンピューティング、マルチスレッド、ガーベジコレクションなどの特色があります。

オブジェクト指向について

Javaはオブジェクト指向言語です。

オブジェクト指向の考えは、家をプログラム全体とすると、オブジェクトは屋根や柱などのパーツで表すことが出来ます。

ガーベジコレクション (メモリの自動解放機能)


ガーベジコレクションとは、プログラムが確保したメモリ領域で不要な個所を自動的に解放する機能です。

Javaはガーベジコレクションが元々あるので、解放時に、わざわざコードを書く必要はありません。(意図的に解放したい時はコードを指示できます)

ポインタ型ではない

C言語とは違い、Javaはポインタ型をサポートしていません。つまり、メモリのアドレスを直接みることはできません。

その他のJavaの特徴

Javaはクラスの多重継承、すなわち複数の親クラスを指定した子クラスの定義をサポートしていません。

Javaは他の言語と比較してもセキュリティ面が優れています。

OSを問わずに利用できるため、大規模開発や、Androidアプリ、ゲーム開発やWebサイトなど様々なシーンで利用されています。

Pythonについて

1991年に開発されたプログラミング言語です。


Pythonは、コードの簡易化のために開発されたため、CやJavaよりもコードが短く、文法がシンプルと言われています。

また、コンパイル不要(いわゆるインタプリタ型)で確認したいコードだけを動かせます。

Pythonの特徴としては、 Javaと同じオブジェクト指向言語動的な型付け、ガベージコレクション、マルチパラダイム、言語の要素が内部からアクセス可能、といった特徴を持ちます。

利用シーンとしては、AI開発やブロックチェーン技術の開発やWeb上のデータ収集、データの分析に活用されています。

各プログラミング言語のポイントのまとめ

この分野は、最新情報が次々出て来そうなものの、基本的な知識を問う問題が多いため、常に最新情報を集めないと回答できないといった分野ではありません。

そのため、上記のJavaやPythonぐらいまでの言語の特徴とその違いを押さえておけば大丈夫だと思います。

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